携帯各社 ワンセグ端末拡充へ転換

ドコモ 4、5機種投入 au「アクオス」活用へ!

携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」対応に慎重だったNTTドコモとKDDI(au)は8月8日、対応端末の拡充に踏み切ることを明らかにしました。
ドコモは現在、ワンセグ端末が1機種しかありませんが、今年度内に4〜5機種を大量投入する方針とのこと。
一方、KDDIも数機種の追加投入を検討しており、来春にはシャープの液晶テレビ「アクオス」ブランドを活用した“アクオスケータイ”も投入し、ブランド価値の向上を図る予定です。
携帯各社は、10月24日に始まる「番号ポータビリティー」(番号継続制度)をにらんで品ぞろえを強化する計画で、最上位機種のワンセグ端末を最大の呼び水にする狙いがあるようです。

ワンセグ放送は、今年4月1日に本放送がスタートしており、携帯画面で鮮明なテレビ映像をいつでも無料視聴できる利便性が特徴です。
しかし携帯各社にとっては、開発・販売コストが上昇する一方、通信料収入の拡大に直結しないため、ワンセグ端末の投入には消極的な姿勢を示していました。実際、現在はドコモ1機種、au2機種、ソフトバンクに傘下入りしたボーダフォン1機種の計4機種しかないのが現状でした。
ただ、本放送開始から4カ月近くがたち、通常より割高な機種にもかかわらず、各社の想定販売数よりも売れるなど、今後も一定の需要拡大が見込まれています。
加えて、「ワンセグ端末にかかる開発コストが抑えられるメドがついた」(ドコモ幹部)と判断も。今のところ収益拡大のビジネスモデルは見つからないものの、顧客の流動性が高まる番号ポータビリティーを控え、「品ぞろえの豊富さが勝因のひとつになる」(業界関係者)とみて、戦略転換することを決めたようです。

ドコモは年度内に、第3世代携帯電話「FOMA」(フォーマ)の最新機種で順次対応し、競合他社を上回る品ぞろえを目指す予定。

auも今年の秋冬商戦で数機種の追加投入を検討するほか、来春にはシャープのアクオスブランドを採用した端末も発売する予定。一方、アクオスケータイは、ボーダフォンが今年5月に発売して人気機種になっており、ボーダフォンも後継機を投入する予定で、顧客争奪戦が激化するのは必至のようです。


 ↑  人気のアクオスケータイ


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